給料が安いのに、仕事が忙しく、おまけに責任が重い保育士の仕事。
保育士資格を持っているのに働いていない潜在保育士は全国に約76万人いると推計されています。
にも関わらず、保育園に入れない待機児童が社会問題化しているのが今の現状です。
明石市でも例外ではなく2020年1月時点の市内待機児童は公表されているだけで923人おり、条件を満たさずカウントされていない家庭や、申し込んでもどうせ入れないと諦めてしまっている家庭などの潜在的な待機児童も含めると2000人を超えていても不思議ではありません。
そんな現状を打破する為に、明石市が勤務が決まった保育士にお金をばら撒く神待遇で保育士を探しています。
この記事の目次
保育士定着支援金で採用後7年間で最大160万円支給される
市内に私立認可保育所(保育所、認定こども園、小規模保育事業所)に正規及び常勤的非常勤保育士として採用されると、採用後3ヶ月経過で10万円、採用後1年経過ごとに6年経過まで毎年20万円、7年経過時に30万円が支給されます。
- 3ヶ月経過:まずは10万円もらえる
- 1年経過(保育士2年目):20万円もらえる
- 2年経過(保育士3年目):20万円もらえる
- 3年経過(保育士4年目):20万円もらえる
- 4年経過(保育士5年目):20万円もらえる
- 5年経過(保育士6年目):20万円もらえる
- 6年経過(保育士7年目):20万円もらえる
- 7年経過(保育士8年目):30万円もらえる
つまり給与とは別に最大合計160万円を受け取る事が出来ます。
2020年8月追記:3ヶ月経過の10万円支給する制度(令和2年10月以降に3ヶ月経過した人)が新しく追加されました。
就職準備金貸付制度も併用可能
現在保育士として勤務していない方が、保育士に復帰する場合に就職準備金として40万円借りる事が出来る制度です。
2年間以上保育士として勤務すると借りたお金の返済が免除されます。
ですから最低でも2年は保育士として働こうと決意したならこのようになります。
- 1年経過(保育士2年目):給与+20万円
- 2年経過(保育士3年目):給与+20万円+40万円(返済免除確定)
丸2年働くと給与とは別に最大合計80万円受け取る事が出来ます。
2年間働かなかった場合はその時点から返済する必要があります。
未就学児の子供がいる場合は更にもらえる
現在保育士として勤務していない方が、お子さんを保育施設に預けて認可保育施設に勤務する場合は、お子さんの保育料の1/2を12ヶ月分借りる事が出来ます。
借入可能金額は月額2万7千円が上限で、2年間勤務後は返済が免除されます。
- 1年経過(保育士2年目):給与+20万円+最大32万4千円
- 2年経過(保育士3年目):給与+20万円+40万円(返済免除確定)+最大32万4千円(返済免除確定)
2年経たずに退職する場合はその時点から返済が必要です。
受け取れる合計金額
保育士資格を眠らせている方で未就学のお子さんがおられる方が明石市で3年間だけ認可保育施設の保育士に復帰すると仮定した場合、保育士定着支援金が40万円(勤務2年経過の支援金を受け取ってから退職すると想定)と、就職準備金貸付金40万円と、お子さんの保育料の半額(最大32万4千円)の合計金額である最大112万4千円を受け取る事が出来ます。
現在保育士として勤務している方が転職する場合(保育士定着支援金を受け取った事がない人)は、3年間で定着支援金の40万円(年度途中で退職するなら60万円)、現在保育士として勤務していない方が復帰する場合は3年間で80万円(年度途中で退職するなら100万円)となります。
もちろん3年で退職する必要はなく、勤務開始から6年経過までは毎年20万円、7年経過すると30万円(それ以降は支援金終了)受け取る事が出来ます。
明石は待機児童が多いのに自分の子供は預けられるの?
安心してください。
認可保育施設に勤務が決定した場合は、そのお子さんは優先的に市内の認可保育施設に入所出来ます。
具体的には保育所利用選考の指数に+10点される事により優先されるようです。
明石市での選考指数の計算方法
(父親の基礎指数+母親の基礎指数)÷2=基礎指数の平均値
基礎指数の平均値+付加指数=選考指数
上記の式により計算される選考指数が高い順に保育園が内定します。
例えば、夫婦でフルタイム共働きの場合は、基礎指数(22点+22点)÷2=基礎指数平均値22点、基礎指数平均値22点+付加指数10点=32点が選考指数です。
2020年4月1次入所選考の利用調整結果を確認すると、最低選考指数が33点以上必要だったのは全92園の中で2園のみです。
つまり明石で保育士として勤務すれば、ほぼ確実に自分の子供を希望の認可保育所に入れる事が出来る事がわかります。
保育士資格を持っているお母さんが仕事復帰する場合、保育士以外の職につくなら待機児童として空きが出るのを待たないとダメですが、保育士に復帰すれば優先的に認可保育所に入る事が出来るというのは家庭から仕事に復帰する際の大きなアドバンテージです。
最後に
明石市は待機児童が多く、保育士も足りていません。
保育士は給与が安い傾向がありますが、明石市の支援金や、貸付金(条件付き返済免除)を利用すれば保育士以外の職に復帰するのと同等の待遇になるかもしれません。
明石市と未就学児がいる家庭は保育士資格を持っている“あなた”を必要としています。
よろしければこの機会に明石市で保育士復帰を検討してみてくださいね。
【明石市で保育士になりたい人は読んでください】
【この記事を書くのに参考にした情報】
保育士専門の求人サイトはたくさんありますが、【保育士バンク】の求人は明石市の保育士定着支援金の対象となる認可保育園や認定こども園の求人が豊富でした。残業のありなしや、産休育休制度の有無、車通勤の可否などについても明記されており
業界で唯一動画で保育園の様子を見る事が出来る求人も扱っておられます。面接の前により多くの情報を知っておく事で失敗するリスクを極力取り除く事が出来ます。
また非公開求人という条件の良い求人の取り扱い数が業界でNo1みたいです。
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まずは登録して、自分に合う保育園がありそうかをチェックしてみて下さいね。
給与とは別に明石市から最大150万円+αのお金がもらえると言っても、まずは働きたいと思える保育園を見つける所からスタートです!
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